髪洗ひ花王シャンプーの未使用品。
箱には花王石鹸株式会社長瀬商会と書かれている。
明治20年に石鹸と文具の卸売を始めた長瀬商会は、合資会社を経て大正14年に2代目が花王石鹸株式会社長瀬商会に組織変更した。
昭和7年に登場したこの花王シャンプーの中の箱は時代によって微妙にデザインが異なる。
左は1打(ダース)のもの。右は別に数個入手していたもの。
女性の顔のデザインや裏面の字体、イラストなどよく見ると異なっている。
箱の中には小さいビラと説明書きされた紙に包まれた固形シャンプーが入っている。
説明書きは「指先でよくつぶし粉にした上、少量の湯に溶かしてお使ひ下さい。」
(中身がこわれてゐても効果に変わりありません。)
もう1箱手に入ったら説明書き通りに試してみよう。
戦後は左書きとなり、「髪洗ひ」が「髪洗い」に変わり、外箱は紙から缶へと変わっていく。
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