戦前のヱビスビール木箱。
左は1900年の巴里万国大博覧会で金牌を受賞したのを記念して作られた木箱。右はさらに年代の新しい木箱。
その万国大博覧会では日本からヱビスビール、アサヒビール、カブトビールと3銘柄が出品され、どの銘柄も金牌を受賞したとのこと。そんな中、ヱビスビールだけが大々的にPRしていたことになる。
どの面からみても、金牌受賞仕様の木箱のデザインが優れている。
これも型が複数存在し、恵比寿さんの顔が細いタイプや、表情が似ているようで若干異なるタイプ(竹の模様など細部が異なるので判別できる)、下部にOKUDA FACTORYと刻印があるものなどがある。
新しいタイプは、このあと図柄が多少上方向に縮小し、下部に「宮内省御用達」「大日本麦酒株式会社」、ユニオンビールが加わり「ヱビス・サッポロ・アサヒ・ユニオンビール醸造元」(いずれも右書き)とプリントものへと変わっていく。
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